地鎮祭の流れ

前回の地鎮祭とは?の続きです。
今回は地鎮祭の流れを見ていきたいと思います。

■地鎮祭の準備は何をすればいいの?

基本的な段取りは住宅メーカーさんがしてくれますので、住宅メーカーさんが準備してくださいと言われたものを準備すれば大丈夫です。

・奉献酒

・初穂料

は準備していただくことがほとんどです。

■服装はどうしたらよいの?

悩まれる方も多いと思います。

基本的には落ち着いた服装であることが多いです。スーツで来られる方もおられれば、普段着よりはきれいめの方がよいと思います。

ただ、女性はヒールは厳禁です。土地に穴をあけてしまうので、フラットシューズまたはスニーカーで来られることをお勧めします。

■地鎮祭の流れは??

まずは、祭壇などを準備されます。こちらは神主さん・住宅メーカーさんで準備されることが多いのでお任せして大丈夫です。

準備が整い、施主様、神主さん、工務店・住宅メーカーの担当の方が揃ったらスタートです。

式は開式の儀から始まります。


  1. 修跋の儀(しゅばつのぎ)
  2. 降神の儀(こうしんのぎ)
  3. 献饌 (けんせん)
  4. 祝詞奏上(のりとそうじょう)
  5. 清祓い(きよはらい)
  6. 地鎮の儀(じちんのぎ)
  7. 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
  8. 撤饌(てっせん)
  9. 昇神の儀(しょうじんのぎ)
  10. 閉式の辞(へいしきのじ)
  11. 神酒拝戴(しんしゅはいたい)

    式は神主さんが進められるので、指示に従っていただければ大丈夫です。

施主様、工務店さんなどが直接関与する儀式(地鎮の儀、玉串奉奠)もあり、作法・マナーは事前に確認しておいた方がよいかもしれません。

・地鎮の儀

地鎮の儀は、刈初の儀(かりぞめのぎ)、穿初の儀(うがちぞめのぎ)、鎮物埋納の儀(しずめものまいのうのぎ)の3種類で成り立っていて、この内、鎮物埋納の儀以外は、施主様、設計者、施工者が担当します。

そのうち、穿初の儀の鍬入れの儀を施主様が担当します。

盛り砂に鍬を入れる儀式です。「エイッ、エイッ、エイッ」と3回掛け声をして、掛け声に合わせて3回鍬を入れます。

鎌、鍬、鋤のうち、鎌・鋤は工務店・設計者が担当します。

これは、この土地の神様に家を建てることのお許しを得るという意味があるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

・玉串奉奠

神主さんから玉串(榊の枝に紙垂(しで)や木綿(ゆう)といわれる紙をつけたものです。)を受け取り、神様に捧げる儀式です。

こちらも作法があり、受け取り方、捧げ方にルールがあります。

祭壇の前で一礼する

玉串は根元の方を右手、枝先の方を左手で受け取り、90度回転させて、根元を祭壇に向けておく

 

 

 

 

 

 

時間にすると30分から1時間ほどです。

一生に一度のことなので、事前に確認しておくことも大事ですね。