太陽光発電設備の所有権移転

1993年ごろから始まった住宅用の太陽光発電システムですが、電力会社と売電契約を結び、自分達が使用する電気料金を賄ったり、余った電気は電力会社へ買い取ってもらったりなど、お得でエコなため、一般家庭でも普及していきました。

普及が始まって約25年ほどたちますので、搭載されている住宅のご売却の相談もしばしばあります。

その際に注意が必要なのが、“太陽光発電システムは住宅と一緒には名義変更ができない”ということです。

所有者が変われば、名義変更に伴う手続きが必要になりますが、土地・建物は、司法書士に依頼して所有権移転の手続きをし、法務局に所有権移転登記申請をすれば、売主から買主へ所有権が移ります。

が、太陽光発電システムは法務局で名義を変更することはできません。

JPEA代行申請センターという、太陽光システムの様々な手続きを代行する専門の機関があり、こちらへの依頼が必須になります。

電力会社との契約も、もちろん名義変更が必要になるのですが、太陽光発電システムの名義変更ができていないと、電気料金の支払いや、売電契約で得たお金の振込などもできません。

 

まず、こちらから連絡をして、返信があるまでに1週間以上。(時期によっては数週間かかる場合もあります。)

書類が届くまでに数か月。(早いときには1カ月程度で届くみたいです。)

その他にも、太陽光発電システム本体などの、保証の名義変更などもあります。

簡単そうで、ちょっと手間がかかりますね。